失業保険だけで生活できる?失業保険をもらいながら働いても良い?

失業保険で生活できる?

失業保険でもらえるお金は、大体、退職前の給料の50~80%程度。

そして、年齢によって上限が決められていて、具体的には下の表の金額がアッパーになります。

30歳未満 6,750円
30歳以上45歳未満 7,495円
45歳以上60歳未満 8,250円
60歳以上65歳未満 7,083円

 

この表を見て、どう思われます?

「うん、十分!これなら生活できる!」

って言う方、あんまりいらっしゃらないのでは?

 

さて、失業の受給額は、最低限の生活を営むのに必要なお金として設定されたもの。

最低限の生活って、一体、どんな生活水準を指しているのかは良く分かりませんが、とりあえず、住む場所を確保できて、食べるに困らないことなのでしょう。

 

この考え方から失業保険の受給額を見れば、なんとか生活できるだろうとは思いますが・・・、でも、最低限の生活ですからねぇ。

そりゃあ、働いていないのだから、お金をもらえるだけマシかもしれませんが、それにしても、この金額だと「生きてるだけ」になってしまいます。

 

失業中に働いても良い?

失業保険の受給額だけだと、最低限の生活はできるけれど、それだけ。

だったら、失業保険はもらい就職活動をしながら、空いた時間はアルバイトをして、少しでもお金を稼ぎたいと考えて当然ですよね。

でも気になるのが、失業保険をもらいながら働いても良い?のかということ。

もし、ダメだったら、失業保険すらもらえなくなってしまうかも。

とても

気になりますよね。

 

で、失業保険をもらいながら働いても良いのか?の答えは、

「働いても良い」

です。

 

しかし、失業保険がもらえるのは、「失業中の人」ですから、就職したとみなされるような働き方はダメなんですね。

 

では、失業保険をまらいながら働くときに、どんなことを守らなければならないのか、その条件と気をつけるべきことを見ていきましょう。

失業保険がもらえる条件

失業保険は、「失業している」ことと、「求職活動を行っている」ことが受給の条件ですから、就職したらもちろん、失業保険は受給できなくなります。

でも、裏をかえせば、就職したとみなされない程度の仕事だったらOKということになります。

 

具体的には、

  •  1週間の労働時間が20時間未満
  •  雇用期間が31日以内

だと就職したとはみなされません。

この条件は、実は「雇用保険の加入条件を満たさない」ものなんです。

 

失業保険受給は、1週間に20時間未満か、雇用期間が31日以内だったら働いてもOK!

逆に、少しでも超えるようだと、失業保険がもらえなくなりますので注意が必要です。

 

働いたら絶対に申告する

1週間に20時間未満か、雇用期間が31日以内であれば、失業保険受給中に働いても、失業保険はもらえます。

 

しかし、絶対に守らなければならないルールがあります。

それは、

「失業認定申告書」に働いた事実と収入の内訳を記入し、失業認定日に申告しなければならない

ということ。

 

もし、申告しなかったら失業保険の不正受給となり、失業保険の支給が止められてしまいます。

さらに、それまでの受給額を返還させられるばかりか、不正に受給した額の2倍の額の納付を命じられるのです(倍返しです・・・)。

 

失業保険をもらっているときに働いた分を「失業認定申告書」で申告せず、失業保険の不正受給をしていることがバレてしまったら、ものすごく大変なことになります。

絶対に!必ず!しっかりと申告しましょう。

 

失業保険の不正受給は必ずバレる

ハローワークの雇用保険説明会に参加した際、職員の方は、

「失業保険の不正受給は絶対にバレます」

「働いたらちゃんと申告してください」

と、何度も何度も繰り返していました。

 

さすがに、どのような形で不正受給がバレるのか、その手口は言ってませんでしたけど、そこはプロがやっていること、相当の調査能力があると思って良いでしょうね。

 

とにかく、不正受給がバレたら、シャレにならないくらいの報復?が待っています。

絶対にやめましょう!

 

失業保険から差し引かれる?

失業中でも、1週間に20時間未満か、雇用期間が31日以内であれば働いても良いことはわかりましたが、失業保険の受給額はどうなるのでしょうか?

もし、全額、失業保険から差し引かれたら、そもそも働く意味がなくなりますよね。

 

もちろん、働いたお金が全部失業保険から差し引かれる、なんてことはありません。

が、ここにもやっぱりルールはあります。

そのポイントとなるのは、1日あたりの働いた時間で、4時間を超えるかどうかが分かれ道になっているんです

 

4時間以上は働いた日数だけ支給が先延ばし

1日あたり4時間以上働いた日ときは、「失業認定申告書」で「就職・就労」としたうえで、収入の内訳と、実際に働いた日数を記入して、ハローワークに申告します。

 

この働いた日数分は、失業保険は支給されませんが、その日数分だけ所定給付日数が延長されるのです。

 

失業保険の所定給付日数が150日の人が、4時間以上のアルバイトを10日間行ったとすると、151日目から10日間、失業保険が支給されます。

アルバイトした日数は、カウントされないということですね。

 

4時間未満は失業保険が減額されることもある?

一方、1日あたりの働いた時間が4時間未満の日は、「失業認定申告書」では「内職・手伝い」としてハローワークに申告します。

 

この場合、(残念ながら)得た収入額によって、失業保険が減額されます。

 

減額される金額は、以下の計算式から出せます。

 基本手当日額 + 1日分の収入額 - 控除額 - 賃金日額 × 0.8

 

簡単な例を書くと、例えば

  • 基本手当日額  :6,000円
  • 前職での賃金日額:12,000円
  • 控除額 : 1,282円(決められている額・変動する場合があります)

の人が、アルバイトを3時間行ったとします。

 

時給が1,000円だと

6,000円+1,000円×3時間-1,282円-12,000×0.8=マイナス1,882円

で、算出額がマイナスですので失業保険は減額されません。

 

時給が2,000円だと

6,000円+2,000円×3時間-1,282円-12,000×0.8=1,118円

となって、1,118円減額となりますので、失業保険は

6,000円-1,118円=4,882円

と減額されるんですね。

 

ザックリで考えると、時給1250円くらいまでだったら、失業保険は減額されないと言えるでしょう(もちろん、働く時間は4時間未満です)。

 

まとめ

失業保険をもらっている間は働いてもOK!

 

働く場合は、1週間に20時間以内、雇用期間が31日以内であることが条件で、

  • 4時間以上働いたら、その日数分受給期間は延長
  • 4時間未満の場合は、収入金額などによって失業保険が減額される

となります。

そして、働いたら必ずハローワークに申告しましょう!