国民年金の保険料免除制度は退職者が利用できるお得な制度

会社勤めをしている間は、強制的?に厚生年金に加入させられ、給料から天引きされていました。

 

会社を退職したら、会社員ではありませんから厚生年金には加入できなくなります。

そこで、国民年金に切り替え(種別変更)を行う必要があるのですが、今度は自分で年金保険料を納付しなければなりません。

この国民年金の保険料、月額で16,000円ちょい。年額で20万円くらいの金額です。

退職した人=失業中の人にとっては、馬鹿にならないお金ですよね。

 

ただでさえ、「払いたくないなぁ」と思っていた年金を自分のお金で払うのって、「嫌だ!」というのが正直なところ。

 

でもここで朗報!

退職した人=失業中の人には「年金保険料の免除」という制度があるのです。

こちらでは、とってもお得な国民年金の保険料免除制度をご紹介します。

 

国民年金の保険料の免除

国民年金の保険料免除とは、

国民年金第1号被保険者の方で、収入が少ない等の経済的な事情で保険料の納付が困難な場合に、 申請により保険料の全額または一部が免除される制度です。

というもの。

 

日本年金機構のホームページをチェックしたら、「保険料を納めることが、経済的に難しいとき」の中で、

「会社を退職した方には、失業による特例免除」

と罹れています。

 

このように、会社を退職した人=失業中の人、国民年金の保険料の免除がされるという制度があるんですね。

 

保険料の免除は本当に得か?

国民年金の保険料は、月額16,490円、年額で約20万円にもなります。

この額を全額免除してもらえたら、ちょっとしたボーナス分になります。

これは、やらない手はありません。

 

でも、保険料を免除してもらっている期間は、自分がもらう年金にどんな影響があるのか?心配になりますよね。

実は、国民年金の半分は本人が、残り半分は税金から出されていているのです。

なので、保険料の免除を受けると将来、年金をもらうときに本人が払う部分の支給がカットされるのです。

支払いの「免除」は免除ですけど、その分、支給も少なくなるよ、ということですね。

 

では、実際にどれくらいの年金がカットされるのでしょうか?

まず、老齢年金としてもらえる年額は、

779,300円 × (納付月数 + アルファ) ÷ 480(=40年×12ヶ月)

という式で計算されます。

年間20万円の保険料は、将来、年19,500円となって返ってきます。

納めた保険料は、約10年、年金をもらって元を取ったことになり、それから先は2万円が上積みされるわけです。

 

一方、保険料の全額免除を受けたら、その期間中は2分の1を納めたこととしてカウントされます。

なので、年金としてもらえる額は年額でおよそ1万円ということ。

 

年間20万円を払って年2万円の年金をもらう

全額免除を受けて保険料を支払うことなく年1万円の積み増しをもらう

 

どっちがお得だと思いますか?

100歳まで生きる予定の人だったら、年間20万円を払って2万円の上積み年金をもらうほうがお得でしょう。

でもね・・・、という方は、後者のほうにお得感を感じるのではないでしょうか、ね?

 

もちろん私は、後者を選択し、年間20万円の免除を受けました!

 

国民年金の保険料免除の手続き

国民年金の保険料免除の手続きは、ハッキリいって超簡単でした。

具体的に行ったのは、

  • 住んでいる市区町村役場・国民年金窓口に行く
  • 簡単な書類を書く

ということです。

 

そのとき、持参するのは

  • 年金手帳
  • 印鑑
  • 退職日が証明できるもの(離職票、退職証明書など)
  • 身分証明書(免許証、パスポートなど)

となっていますが、私は印鑑は使いませんでしたね。

 

なお、手続き期限は退職した日から14日以内と決められていますが、その後でも全く問題ありません。

特に、「退職日が証明できるもの(離職票、退職証明書など)」は、3月末退社だと手元に届くのが、4月の半ば以降なんてことはザラにありますので、持参しようにもできないですからね。

実際、私が役所に行ったのは、14日をはるかに過ぎた後でしたが、担当の人からは何もいわれませんでしたよ。

(ウロ覚えですが、1年以内でOKみたいなことを言ってました)

 

年金窓口で、担当の人に、

「国民年金に切り替えに来ました」

と申し出ると、まず切り替えるための書類を出してくれて、次いで国民年金の保険料の免除申請の書類を書くことになります。

書くのは住所と氏名程度の超簡単なもので、おまけに担当者が「ここに書いてください」と指し示してくれたので、本当にアッと言う間に終わりました。

 

ちなみに用紙には印鑑を押すようになっていましたが、自筆の署名をしたら押印不要でした。

ただ、もし書き間違えたとき、訂正するのに必要なので、印鑑は持参したほうが良いでしょうね。

 

免除期間と次の手続き

国民年金の保険料の免除は、期間が決められていて最大で2年間です。

それと免除の申請は年に1回行う必要があるのです。

 

期間のサイクルは7月にスタートして、6月に終わるというもの。

なので、初回に手続きするのは次の6月までの期間分となりますので、7月以降に役所に行って、次の7~6月分の申請を行う必要があります。

そして1年後、残りの期間分の申請を行うことになりますので、2年間の免除を受けるためには、都合3回、役所に行く必要があります。

 

おわりに

会社勤めをしている間は、全然、意識しなかった国民年金ですが、いざ、退職して調べてみたら、いろいろな制度があるというのがわかりました。

中には知っていたら得、知らなきゃ損というのもあれば、人によってはその制度は得だと思えることでも、別の人は損だと考えることもあるでしょう。

どう判断するかは、人それぞれになるので一概に言えないのですが、とにかく、「制度がある」ことを知っているのといないのとでは、間違いなく大きな差は出てきます。

 

いちいち調べるのは面倒だという方は、こちらのブログで「どんな制度があるのか」を、ザックリとチェックしてから、さらに詳しく調べるとよろしいかと。